
profile and works
ryota kito 木藤遼太
1993年埼玉県生まれ
2020年東京藝術大学 美術学部 彫刻科 卒業
2024年東京藝術大学 大学院美術研究科彫刻専攻修了
展示
2018年 グループ展 Tap Tap Sculpture
2020年 二人展 同 / 居
グループ展 Raw Objects(カミサカアートギャラリー)
2020年 第7回東京藝術大学平成藝術賞 受賞作家展
「未来の大芸術家たち」 (平成記念美術館ギャラリー)
SDGs×ARTs展(東京藝術大学大学美術館)
2021年 新宿の染×SDGs By 東京富士大学
Shinjuku Re”和”style project 展(新宿マルイ)
2022年 Rebuilding 展(染めの里おちあい二葉苑、BaBaBa)
2024年 Sound & City ~environ~(HANEDA INNVATION CITY)
私水亮太、木藤遼太(Gallery zaroff)
東京藝術大学 買い上げ展2024(Yamanote Line museum)
ICC アニュアル 2024 とても近い遠さ
(NTT INTER COMMNICATION CENTER)
個展 ある絵の続き(WAITINGROOM GALLERY)
2025年 CURATION FAIR TOKYO さかまきの砂(Kudan house)
CURATION FAIR TOKYO Art Fair(Kudan house)
Mugen Room by Air Max DN8(産経新聞印刷江東センター )
受賞歴
2019年 久米桂一郎賞受賞
2020年 サロンドプランタン賞受賞
平成芸術賞受賞
2024年 東京藝術大学 大学院 買い上げ作品選出
「彫刻」とは非常に、物理的なひびきのある言葉で、鑑賞者からは、もっとも目によって知覚される。であれば、目の見えない人々にとっては、どのような彫刻がもっともつよく感覚され、刺激となり印象を残すのか。それはきっと、形のないかたちで作られた彫刻だ。
木藤は、時間や音といった形而上的な素材を主たる構成物に制作する。作家としてとても特徴的な点は、自分に特別な才能を見出したり、他と比べて特異なバックグラウンドを認めたりすることは全くなく、あくまでも、無数の中の或る個人という姿勢を決して譲らないところである。いつもどこか遠くから眺めているような、一方向に流れ続ける時間の帯からはずれたような、そういう佇まいを崩さない。それでいて、或いは、そんなふうだからこそ、制作の基点となるのは常に、彼自身を取り巻く何かである。ふとした気づきや感覚を、普遍的なスケールの問いにのせて作品を象る。