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ある絵の続き 一枚の絵がある。そこには門が描かれている。
その絵は,或る都市に計画された或る門のアイデアとしてデッサンされたものだ。その後作者は病に伏し、提案が実現することはなく,描かれた門は幻の建築となった。 その絵はやがて或る作曲家にインスピレーションを与え、或る曲が生まれた。
150年後の今、電車に乗りながら僕はその曲に出会った。曲の進行と共に,頭の中に構築されていく壮大な建築は、ようやく建ち上がったかと思えば,儚く崩れた。
僕は,彼らの夢の続きについて考える。
Photo by Shintaro Yamanaka (Qsyum!)
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