
profile and works
ryota kito 木藤遼太
1993年 埼玉県生まれ
2017年 東京藝術大学 美術学部 彫刻科 入学
2018年 進級展
2019年 久米桂一郎賞受賞
グループ展 Tap Tap Sculpture
2020年 二人展 同 / 居
グループ展 Raw Objects(カミサカアートギャラリー)
2021年 東京藝術大学 卒業・修了作品展
サロンドプランタン賞受賞
平成芸術賞受賞
第7回東京藝術大学平成藝術賞 受賞作家展
「未来の大芸術家たち」 (平成記念美術館ギャラリー)
東京藝術大学 美術学部 彫刻科 卒業
SDGs×ARTs展(東京藝術大学大学美術館)
2022年 新宿の染×SDGs By 東京富士大学
Shinjuku Re”和”style project 展(新宿マルイ)
2023年 Rebuilding 展(染めの里おちあい二葉苑、BaBaBa)
2024年 Sound & City ~environ~(HANEDA INNVATION CITY)
東京藝術大学 大学院美術研究科彫刻専攻修了
同大学院買い上げ作品選出
私水亮太、木藤遼太(Gallery zaroff)
東京藝術大学 買い上げ展2024(Yamanote Line museum)
ICC アニュアル 2024 とても近い遠さ
(NTT INTER COMMNICATION CENTER)
個展 ある絵の続き(WAITINGROOM GALLERY)
2025年 CURATION FAIR さかまきの砂(Kudan house)
profile and works
「彫刻」とは非常に、物理的なひびきのある言葉で、鑑賞者からは、もっとも目によって知覚される。であれば、目の見えない人々にとっては、どのような彫刻がもっともつよく感覚され、刺激となり印象を残すのか。それはきっと、形のないかたちで作られた彫刻だ。
木藤は、時間や音といった形而上的な素材を主たる構成物に制作する。作家としてとても特徴的な点は、自分に特別な才能を見出したり、他と比べて特異なバックグラウンドを認めたりすることは全くなく、あくまでも、無数の中の或る個人という姿勢を決して譲らないところである。いつもどこか遠くから眺めているような、一方向に流れ続ける時間の帯からはずれたような、そういう佇まいを崩さない。それでいて、或いは、そんなふうだからこそ、制作の基点となるのは常に、彼自身を取り巻く何かである。ふとした気づきや感覚を、普遍的なスケールの問いにのせて作品を象る。